UTM(Unified Threat Management)は、統合脅威管理(とうごうきょういかんり)と呼ばれ、コンピュータウイルスやハッキングなどの様々な脅威からローカルネットワークを保護する装置です。
これは複数のセキュリティ機能が搭載されセキュリティを一本化する機器の呼称です。ファイアウォール、VPN、アンチウイルス、不正侵入防御(IDS・IPS)、WEBフィルタリング、アンチスパムなどの機能をこの一台で処理します。ランサムウェアや、Emotet(エモテット)といったようなウイルスへも対応可能です。
通常、これら複数の機能を導入するとなると、ネットワークに精通した専任者が必要になる他、多数のシステムの導入が必要となり、機器の費用に加え人件費も大きくかかります。
そこで、これらのセキュリティ機能を集約したのがUTMです。このような複合的なセキュリティ対策をゲートウェイに施すことによって、管理・運用負荷の低減とネットワーク脅威管理の一元化を実現します。
SAXA SS
サクサのUTMは、高評価のエンジン搭載、高速通信、信頼の日本製、迅速丁寧なサポート体制を実現し、さまざまなネットワークセキュリティの課題に応える一台です。
ウイルスのデータパターンを自動更新
1時間に一度サーバーと通信し、ウイルス検知ファイルを更新します。
最新のセキュアなネットワーク環境を実現します。バージョンアップによる新セキュリティ機能も随時公開します。
ウイルス対策
ファイルダウンロードやメールの送受信、インターネットの閲覧を監視し、マルウェアやネットワークウイルスが含まれていた場合は検疫を実施します。
メール誤送信防止 ・メール添付ファイル自動暗号化
メール送信を一定時間(30秒~10分)保留ができ、その時間内であればキャンセルが出来ます。
また、添付ファイルの自動暗号化で誤送信による情報漏えいを防ぎます。
※本機能は、IPv6、TLS通信、Exchange Online、Microsoft Outlookにおけるリッチテキスト形式には未対応となります。
スパムメール
スパムやフィッシングメール等を検知し、偽造ホームページ等によるIDやパスワードの盗難を防ぎます。また、メール本文内の不正Webサイトへのリンクも検知します。
Webフィルタリング
アダルトサイトや薬物、犯罪に関する業務上不適切なWebサイトへのアクセスをブロックします。
※カテゴリー単位でWebアクセスの許可/禁止
※Webページ本文中の特定単語が含まれていた場合、Webアクセスをブロック
情報セキュリティゲートウェイ連携機能
サクサGE1000との連携で、異常な通信をしているPCを検知、ネットワークからの遮断が可能です。社内でのウイルス拡散を防ぎます。
※内部の感染したPCから、外部へのメール送信時に検知します。
※サクサGE1000は別売りになります。
C&C検知サーバー通信 監視・駆除
社内の異常な機器は、解決しない限り攻撃は続きます。そのため通信状況をセキュリティのプロが監視。ウイルスの拡散、C&Cサーバー通信※を検知した場合、遠隔で駆除を行い、感染予防のアドバイスをします。
※C&Cサーバーとは、不正なソフトウェアが仕込まれたPCに対し、攻撃の命令を行うサーバーのことです。
※有償サポート・要登録サービスになります。
サクサ見える化サイト
お客様専用のWebページをご用意し、「脅威からの防御状況」を分かりやすく表示します。
導入効果を簡単・手軽、しかも視覚的に把握出来ます。
※Webでの確認ができるので、タブレットなどでも利用できます。
※特別なツールのインストールなどは不要です。
ビジネスホンとの連携
主装置と連携すると、電話機のLCDにも攻撃検知情報を表示できます。
電話機にスパムは何件か、IPS攻撃は何件か、DOS攻撃など目視確認が出来ます。