キャッシュレス決済が当たり前になった今、**Stripe(ストライプ)とSquare(スクエア)**は特に利用者が多い決済サービスです。
どちらもオンライン決済・店舗決済の両方で使えますが、得意分野や料金体系に違いがあります。ここでは、導入を検討する方に向けて両者を比較します。
1. 用途の違い
Stripe
- オンライン決済に強い
→ ECサイト、サブスクリプション(継続課金)、アプリ課金などに最適。 - APIやプラグインが豊富で、WordPress・Shopify・自社開発サイトに柔軟に組み込める。
- 海外向け決済や複雑な決済フローに対応。
Square
- 店舗決済に強い
→ 実店舗での対面決済(カードリーダーやPOSレジ連携)が得意。 - ネットショップ機能も用意されており、簡単にオンライン販売も開始できる。
- 小規模事業者や飲食店、サロンなど「リアル店舗中心+ネットも少し」のビジネスに向いている。
2. 手数料の違い(日本国内・2025年現在)
サービス | 店舗決済(カード読み取り) | オンライン決済 | その他 |
---|---|---|---|
Stripe | ― (店舗決済は非対応) | 3.6% + 0円/件(国内カード) | Apple Pay, Google Pay, 海外カードなども対応 |
Square | 3.25%~3.95%(Visa/Mastercard/JCB/Amexなど) | 3.6%(オンラインストア利用時) | 振込手数料無料、売上は最短翌営業日入金 |
3. 利点の比較
Stripe の利点
- 高度なカスタマイズ性(API活用で自由度が高い)
- サブスクや分割課金に対応
- 海外ユーザーにも対応しやすい
- 大規模ECやSaaSに最適
Square の利点
- 導入が簡単(アカウント作成→カードリーダー接続ですぐ使える)
- POSレジや在庫管理と一体化
- 小規模事業者に優しい設計(無料でネットショップ開設可能)
- 売上入金が早く、振込手数料無料
4. 注意点
Square はシンプルで導入しやすい反面、次のような複雑な仕組みには弱い傾向があります。
Square が「高度な決済フロー」に不向きなケース
- サブスクリプションの柔軟な設定
→ 毎月同額課金などの基本的な定期支払いは可能ですが、Stripe のように「試用期間つき」「利用量に応じた従量課金」「複数プランの細かい切り替え」といった高度なサブスク設計は難しい。 - 売上分配(マーケットプレイス型)の決済
→ Stripe には Connect 機能があり、UberやAirbnbのように売上を複数の加盟店に自動振り分けできますが、Square にはこの仕組みがありません。 - カスタムチェックアウトの自由度
→ Stripe はAPIを通じて自社ECやアプリに完全統合できる一方、Square は基本的に「Squareオンラインストア」や「請求書機能」を利用する形で、カスタマイズの余地は限定的です。
Square の手数料が「Stripeと比べてやや高め」な部分
国内カード決済では両社とも 3.6%前後が中心ですが、以下の部分でSquareの方が割高になるケースがあります。
- JCBの決済手数料
- Stripe:3.6%
- Square:3.95%
- 対面決済における一部ブランド
- Square:Visa / Mastercard は 3.25% と比較的低めですが、JCB / Amex / Diners は 3.95% と高め。
- 海外カード利用時
- 両社とも通貨換算料が加算されますが、Stripe は外貨決済や多通貨対応が豊富で、国際展開において手数料負担を抑えやすい設計になっています。
まとめ
Stripe は開発知識が必要だが カスタマイズ性が高く複雑な課金モデルに強い。ビジネスなら Square が導入しやすいでしょう。
Square は「標準的なオンライン決済・店舗決済」には十分対応。ただし 柔軟なサブスクや売上分配などの高度なフローは苦手。また、JCBやAmexなどの手数料はStripeより高めになる。
レカムジャパン株式会社
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