ドメイン初取得時のメール運用

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ホームページのアドレスとして取得した「独自ドメインアドレス」は、メールアドレスとしても利用可能です。どのようにメールの運用をするかを決めましょう。
ホームページのアドレスとしては『https://〇〇〇.com』などとなりますが、そのドメイン一つに対して複数のメールアドレスの設定が可能となります。
例えば、会社のメインアドレスとして『 info@〇〇〇.com』、他に支店や工場のアドレス、社員のアドレス『yamada@〇〇〇.com』など、設定は自由です。

ホームページアドレスとしてのみ利用

これは飲食店様に多い運営方法です。ドメインはホームページのアドレスとしてのみ利用し、ホームページからのメール連絡はオーナーがお持ちのスマホや Gmail 等に飛ばします。この方法はメールアドレスを持っても一切使用しない、メールなど全く使ったことがない。連絡はほぼ LINE で行うし、どうしてもメールを使う場合は Gmail を使うという方向きなので、メールを多用する一般的な企業には向いていません。

既存のアドレスと並行利用

既存のアドレスがプロバイダから付与された無料メール(1アドレスは無料貸与されます)だった場合は、使用にお金がかからないので恒久的な併用が可能です。ただフリーメールを企業として利用すると信頼性が損なわれるので、独自ドメインをお取りになった場合は新しいドメインアドレス『 info@〇〇〇.com 』等をメインに使用します。
旧アドレス『〇〇〇@ocn.com』にメールが届いた場合は新しいアドレスへの自動転送が可能です。新アドレスでの送受信設定を行い、送信時の署名欄にアドレスが変わったので登録してくださいと記載します。取引先からは随時新アドレスに届くようになり、旧アドレスに届くメールは不要メールばかりになるはずです。

既存のアドレスから完全切替

プロバイダーの追加アドレスサービスなどを利用している場合、1アドレスに対し200円~500円の月額利用料がかかっています。そのまま利用しても構いませんが、経費がもったいないので多くの場合は新しく取ったドメインメールに移行します。移行方法は上記と同じく旧アドレスから新アドレスに転送設定をまず行います。新アドレスでの送受信設定を行い、送信時の署名欄にアドレスが変わったので登録してくださいと記載します。取引先からは新アドレスに届くようになり、旧アドレスに届くメールは不要メールばかりになった時点で、旧アドレスの契約を解除します。通常は1カ月~3カ月ほどで使用を停止しますが、費用上問題がなければ半年~1年併用しても構いません。

複数アドレスの利用方法

プロバイダーから付与されたフリーアドレスを利用している場合、一つのアドレス「例)syamei@gold.ocn.ne.jp」を複数人で使っている場合が多くあります。

独自ドメインメールアドレスは複数アカウントの取得が可能のため、従来通り一つのアドレスを皆で使用することも、社員それぞれにメールアドレスを授与することも可能です。

会社のアドレスのみを使用

現在ご利用のメールソフトの受信設定を「例)info@syamei.com」に変更するだけなので、メールフォルダ、受信履歴など、全て現状のままご使用になれます。もともと使用していたアドレス「例)syamei@gold.ocn.ne.jp」はプロバイダーの設定で、新しいアドレスに自動転送いたします。

会社のアドレスと社員のアドレスの2つを使用

上記の設定に加え、新しく社員のアカウント「例)a-san@syamei.com」を設定します。会社宛に送られたメールと個人宛に送られたメールが別フォルダで確認できますが、両方のフォルダをチェックするという手間は増えます。

2つ作るが、会社のアドレスを社員アドレスに転送

現在ご利用のメールソフトの受信設定を「例)a-san@syamei.com」に変更するだけなので、メールフォルダ、受信履歴など、全て現状のままご使用になれます。Bさんのパソコンは現在ご利用のメールソフトの受信設定を「例)b-san@syamei.com」に変更します。会社のアドレス「例)info@syamei.com」に届いたメールはAさんのみ、Bさんのみ、全員に転送が選べます。