OneDrive の解除方法

手順を踏まず解除してしまうと、ファイルが行方不明になったり、アウトルックが使えなくなる場合があります。手順通りに復旧できたとしてもアウトルックが使えない。ファイルがどこかに消えてしまった。パソコンが不調になった。などのトラブルが残る場合があります。

OneDrive解除までのステップ

OneDriveが意図せず有効になってしまった場合、以下の手順で回復できる場合があります。設定は自己責任でお願いします。

  1. OneDrive 同期の確認
  2. 同期フォルダの解除
  3. 必要ファイルの救出
  4. 同期アカウントの確認
  5. PCからリンクを解除

1.OneDrive 同期の確認

ファイルの左下、ショートカットのマークの部分が「チェックマーク」になっていたり「回転する矢印」になっている場合、OneDrive と同期しています。

タスクバーの右下にある雲のアイコンを右クリックし、「設定」を開きます。
ファイルが同期されていますの表示を確認し、歯車のアイコンを開きます。

2. 同期フォルダの解除

まず、OneDriveの同期を停止します。

開いたウインドウの左側のメニューから「同期とバックアップ」を選び、「バックアップを管理」を開きます。

ドキュメント、写真、デスクトップがバックアップされる設定になっています。ドキュメントから一つずつトグルスイッチをオフにします。

一つスイッチをオフにすると「フォルダーのバックアップを停止しますか?」と聞かれ、「バックアップを停止」を選びます。

これを3回(バックアップフォルダの数)繰り返し、全てのスイッチがオフになっていることを確認します。

変更の保存をします。

3. 必要ファイルの救出

デスクトップが OneDrive に乗っ取られていたため、OneDrive へのバックアップを解除すると、デスクトップに置いてあったアイコンがすべて無くなります。

デスクトップに一つ残された「デスクトップへのショートカット(OneDrive)をクリックし、必要ファイルを救出します。

ドキュメントファイル内の「アウトルックデータファイル」も探しておきましょう。運が良ければアウトルックも復旧します。

4. 同期アカウントの確認

ウインドウの左側のメニューから「アカウント」を選びます。

紐づけされている「Microsoft アカウント」を確認します。まだ「このPC からリンクを解除する」を押してはいけません。このアカウントを設定した際のパスワードが分かりますでしょうか?

ウエブブラウザで「マイクロソフトアカウント」を検索し、「サインイン」が可能か確認します。

「サインインの状態を維持しますか?」と聞かれますが、維持すると、また「OneDrive」になったり、「Office 365」になったりするので、ここは「いいえ」を選択し、サインインの状態は維持しません。

無事「Microsoft アカウント」にサインイン出来ましたでしょうか?念のためログイン名やメールアドレスが、OneDrive に表示されたアカウントと同一のものであるか確認しましょう。

5. PCからリンクを解除

「Microsoft アカウント」にサインインできることを確認し、アカウントID とパスワードをしっかりとメモしたら、「この PC からリンクを解除する」を押します。

OneDrive の停止と削除

タスクバーの右下にある雲のアイコンに斜線が入っていたら、無事 OneDrive は停止しています。OneDrive は必要になったらまたいつでもインストールできます。パソコンの動作を軽くするためにアンインストールをお勧めします。

  1. Windowsのスタートボタンを右クリックし、「アプリと機能」を選択します。
  2. アプリの一覧から「Microsoft OneDrive」を探してクリックします。
  3. 「アンインストール」をクリックし、画面の指示に従って操作を完了させます。

これらの手順で、OneDrive は PC 上で完全に停止し、不要な同期や自動起動を防げます。