新しいWindowsパソコンを購入するときは、CPUの性能や価格だけでなく、Officeの種類やWindowsのエディション、プロセッサの違いなど、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
特に最近は、従来から使われてきたIntelやAMDのプロセッサに加えて、ARM版Windowsを搭載したパソコンも増えてきました。
ここでは、Windowsパソコンを選ぶ際に確認しておきたいポイントを3つに分けて整理します。
1. Officeはサブスク版と買い切り版のどちらにするか
WordやExcel、PowerPointを使う場合、パソコン本体だけでなくOfficeの購入方法も選択肢になります。
大きく分けると、毎月または毎年料金を支払う「Microsoft 365」と、一度購入すればそのバージョンを継続して使える「買い切り版」があります。
1-1.Microsoft 365
Microsoft 365の特徴は、常に新しいバージョンのOfficeを利用できることです。
Word、Excel、PowerPointなどの機能が継続的に更新されるほか、プランによっては複数のパソコンやタブレット、スマートフォンで利用できます。OneDriveの大容量ストレージが付いているプランもあり、パソコン内のファイルをクラウドに保存したり、複数の端末からファイルを利用したりすることもできます。
一方で、利用している間は月額または年額の料金が発生します。
1-2.買い切り版
Office Home & Businessなどの買い切り版は、一度購入すれば追加料金なしで利用できます。
毎月の費用を抑えたい場合や、Officeを長期間同じ環境で使いたい場合には分かりやすい選択肢です。ただし、購入したバージョンに新しい機能が追加され続けるわけではありません。また、基本的には1台のパソコンで利用する形になります。
Officeをどのくらいの期間使うのか、複数の端末で利用するのか、OneDriveなどのクラウドサービスを使うのかによって選び方が変わります。
2. WindowsはHomeとProのどちらにするか
Windowsには「Home」と「Pro」というエディションがあります。
一般的な家庭での利用や、Webサイトの閲覧、メール、Office、動画視聴などが中心であれば、Windows Homeでも十分なケースが多くあります。一方、仕事で使用するパソコンでは、Windows Proが必要になる場合があります。
Windows Proには、BitLockerによるドライブの暗号化や、リモートデスクトップのホスト機能、Hyper-Vなど、より高度な管理やセキュリティに関する機能が搭載されています。また、企業のネットワーク環境で利用する場合には、ドメイン参加などProの機能が必要になることもあります。そのため、単純に「Proのほうが上位だからProを選ぶ」というより、必要な機能があるかどうかで判断するのが分かりやすいでしょう。
個人で一般的な用途に使うのであればHome、会社で利用するパソコンや特定の管理機能が必要な場合はPro、という考え方が基本になります。
3. WindowsパソコンはARM版とx86版のどちらにするか
最近のWindowsパソコン選びで、以前より気にする必要が出てきたのがプロセッサの種類です。
従来のWindowsパソコンではIntelやAMDのプロセッサが主流でしたが、現在はARM版Windowsを搭載したパソコンも増えています。
3-1.ARM版Windowsの特徴
ARM版プロセッサは、消費電力の少なさが大きな特徴です。
バッテリーで長時間使用しやすく、発熱も抑えやすいため、薄型・軽量のノートパソコンとの相性が良いプロセッサです。
Webサイトの閲覧やOffice、動画視聴など、一般的な用途であれば快適に利用できるモデルも増えています。
一方で、購入前に確認しておきたいのがソフトウェアや周辺機器との互換性です。
ARM版Windowsでは、ARMに対応していない従来のWindowsアプリを互換機能によって動作させることができます。
ただし、すべてのソフトや周辺機器が同じように動作するとは限りません。
特に、古い業務ソフトや特殊なソフト、プリンターやスキャナーなどの周辺機器を使用する場合は、対応状況を確認しておいたほうが安心です。
3-2.Intel・AMDのx86版Windows
IntelやAMDのプロセッサを搭載した従来型のWindowsパソコンは、長年使われてきたこともあり、ソフトウェアや周辺機器との互換性を確認しやすいのが大きなメリットです。
パソコン本体の種類も非常に多く、価格帯や性能、サイズなど、さまざまなモデルから選ぶことができます。
高性能なパソコンやゲーミングPC、特殊な業務ソフトを使用するパソコンなどでは、現在もx86版が選ばれることが多くあります。
一方で、ARM版と比較すると消費電力や発熱の面では不利になる場合があります。
3-3.どちらを選ぶか
Windowsパソコンで使用するソフトや周辺機器が決まっている場合は、まず互換性を確認することが重要です。
特に業務で使用するパソコンでは、「動くかもしれない」ではなく、実際に使用するソフトやプリンターなどが対応しているかを確認してから選んだほうが安心です。
一方、Webサイトの閲覧やOfficeなどが中心で、長いバッテリー駆動時間や静かな動作を重視するのであれば、ARM版Windowsを搭載したパソコンも選択肢になります。
現時点で互換性を最優先するのであれば、IntelやAMDを搭載したx86版Windowsのほうが選びやすいでしょう。
新しいWindowsパソコンを選ぶときは、単純に「性能が高いパソコン」を選ぶだけではなく、Officeの購入方法、Windowsのエディション、プロセッサの種類まで確認しておくと、自分の使い方に合ったモデルを選びやすくなります。
特にARM版Windowsについては、これまでのパソコンとは少し選び方が異なるため、使用するソフトや周辺機器が決まっている場合は、購入前の確認が大切です。
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