パソコンを起動するときのパスワードに、社名と電話番号を組み合わせた8桁の数字や、電話番号の末尾4桁などを使っていませんか。
覚えやすく、入力も簡単ですが、会社名や電話番号を知っている人には推測されやすい設定です。
パソコンを安全に使うために、ログインに使うパスワードとPINを見直してみましょう。
1. 推測されやすいパスワードは変更する
社名と電話番号を組み合わせたものや、電話番号の末尾4桁など、会社に関係する情報を使ったパスワードは、第三者に推測される可能性があります。
特に、同じパスワードを複数のサービスで使い回している場合、ひとつのサービスから漏れた情報が、別のサービスへの不正アクセスに悪用されるおそれがあります。
パスワードは12文字以上を目安に、長く、推測されにくいものに変更しましょう。他のサービスで使っているものとも重複しないようにします。
2. Microsoftアカウントのパスワードは特に注意
Windowsの初期設定でMicrosoftアカウントを作成した際、社名と電話番号を組み合わせたパスワードを設定していませんか。
Microsoftアカウントは、Windows へのサインインだけでなく、設定によっては OneDrive や Outlook などのサービスにも関係するアカウントです。
このアカウントのパスワードが第三者に知られると、パソコンへのログインだけでは済まず、オンラインサービスに保存された情報などにも被害が及ぶ可能性があります。
Windowsのログイン画面で使っているパスワードを変更するだけでなく、Microsoftアカウント自体のパスワードも確認してください。
Microsoftアカウントのパスワードには、他のサービスと使い回していない、十分に長く推測されにくいものを設定しましょう。
3. 毎日のログインにはPINを利用する
強固なパスワードを設定すると、毎回入力するのが面倒に感じるかもしれません。
そこで利用できるのが、Windows Helloの PIN です。
PIN は基本的に設定したパソコンで使用する認証情報です。Microsoftアカウントのパスワードとは役割が異なり、PIN が漏れただけで、通常は別のパソコンからMicrosoftアカウントにサインインできるわけではありません。
Microsoftアカウントのパスワードは強固なものにし、日々のパソコンの起動にはPINを利用することで、使いやすさと安全性の両立を図れます。
4. PINも簡単すぎる番号は避ける
PINなら何でも安全というわけではありません。
電話番号の末尾4桁や、単純な連番など、推測されやすい番号は避けましょう。
PINはパソコンごとの認証情報ですが、社内で番号を知られてしまったり、パソコンを盗まれて直接操作されたりすれば、不正にログインされるおそれがあります。
また、PINを知られた場合のリスクは、パソコンのロックが解除されるだけではありません。保存されているファイルや、サインイン済みのサービスなどにアクセスされる可能性もあります。
PINは他人に推測されにくい番号に設定し、パソコンを離れるときは画面をロックする、盗難に備えてパソコンのデータを保護するなど、基本的な対策も忘れないようにしましょう。
5. パスワードとPINの役割を分ける
パスワードとPINは、どちらか一方だけを安全にすればよいというものではありません。
Microsoftアカウントなどのパスワードは、オンラインでの不正アクセスを防ぐために強固なものにする。日常のパソコンへのログインには、端末ごとに設定するPINを利用する。そして、PINも推測されにくいものにする。
このように役割を分けて設定することが、パソコンを安全に使うための基本です。
現在のパスワードやPINが簡単なものになっていないか、一度確認してみましょう。
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